
「写真を撮るのは好きだけど、なんだか素人っぽい…」「もっと上手く撮りたい!」そんな方は「構図」を意識してみましょう。
構図を意識すると写真はどう変わるのでしょうか。
例として、とあるカフェでのビーフシチューランチを撮影しました。
NIKON Z 8 (35mm, f/1.8, 1/200 sec, ISO250)
お盆に向かって正面から撮影した写真です。
もちろんこのままでもいいのですが、よりよい構図がないか、探してみましょう。
NIKON Z 8 (35mm, f/2.8, 1/100 sec, ISO250)
立ち上がり目線を高くして、見下ろすようなアングルで撮影しました。
全体的にアンバランスというか、意図の見えにくい写真になってしまっています。
NIKON Z 8 (35mm, f/2.8, 1/100 sec, ISO250)
次は、お皿を右下に配置しました。
この写真は、三角構図とC字構図を意識して撮影しています。
グラス・ビーフシチュー・パンを結んだ線が三角を作り、ちょうどいいバランス感を作り、料理が乗ったお皿が動きを大きくC字を作り、動きを出しています。
グラスのある左上に余白を作ることで、お皿の上の料理が主役になり引き立ちます。
このように構図を意識することで、伝えたいもの・ことが明確になり、魅力的でメッセージ性のある一枚を撮ることができます。
代表的なものをいくつか紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
・3分割構図
画面を水平方向と垂直方向に3等分し、その交点に被写体を配置する構図です。
被写体とそれ以外の要素をバランスよく見せることができます。
・2分割構図
画面を上下もしくは左右に分割して配置する構図です。
山と海、街と空など、対象的な風景を撮影する時に役立ちます。
コントラストのはっきりした、印象的な写真になります。
・日の丸構図
画面の真ん中に被写体を配置する構図です。
目立たせたいものをストレートに配置することで視線を引き付け、被写体を強調させる効果があります。
・放射線構図
ある一点から放射線状に伸びるように配置する構図です。
奥から手前に視線を誘導することで立体感が生まれ、空間の広がりを強調した迫力のある写真になります。
鉄道や道路など、直線的で広い空間の撮影に適している構図です。
・対角線構図
対角を結んだ線上に被写体を配置する構図です。
空間を区切りたい時や、まっすぐ奥行きを表現したい時に有効です。
・三角構図
画面の中で、三角を構成するように配置する構図です。
どっしりとした安定感のある写真になります。
・額縁構図
木の枝や窓枠などで周辺を囲み、枠中の被写体へ視線を誘導する構図です。
引用:
・S字・C字構図
画面の中でカーブを作る構図です。
曲線を画面の中に作ることで視線の流れを生むことができます。
代表的な構図をいくつか紹介しました。
この通りに撮るのが正解とは限りませんが、構図を知っておくと、被写体をどう撮るか迷った時に役立ちます。
写真を撮る時は、目線を変えていろんな角度から撮ると新しい発見につながります。ぜひ参考にしてみてください!